関西や関東問わず、浄土宗については非常に多くの信者が全国的に存在しています。こちらの宗派に関しては、名号と呼称される南無阿弥陀仏という念仏を唱えることになります。阿弥陀仏に対する帰依並びに感謝を表すと同時に、阿弥陀仏のパワーにより仏の救済を受け、死後は浄土へと生まれることが可能という教えになります。
したがって葬儀におきましても、こちらの南無阿弥陀仏については欠かすことのできないポイントになります。具体的に言いますと下炬引導と言われている儀式の中において、参列者の全員が念仏を唱和することになります。
下炬と言いますのは、松明の火、転じ火葬を表して、引導に関しては亡くなられた方を浄土へ誘導するということを意味します。これ以外については、別の宗派と大きく変わる部分はありません。浄土宗の葬儀の主な特徴については、参列している者も南無阿弥陀仏という念仏を唱える事といえます。南無阿弥陀仏に関しては元来、メンタルの闇が破られて幸福を手に入れた時に感謝を表す、お礼の念仏になります。浄土宗では、故人を阿弥陀の極楽浄土へと送るための儀式とも言えます。こうした意味合から考慮して、葬儀へと参列することが重要になります。