自分には何の財産もないと思っていても、意外にあるのが財産ではないでしょうか。現金に限った話ではありませんし、株や土地も含めて遺産分与の対象となります。甘く考えているとトラブルになりますし、骨肉の争いとなるケースもあります。
葬儀・告別式を終えると修羅場になる場合もありますし、注意が必要ではないでしょうか。トラブルを避ける方法としては、弁護士や司法書士に依頼をして遺言状を作成しておくことです。子どもや孫に対して分与をしっかりと決めておくことで、骨肉の争いになるのを防ぐことが出来ます。
遺言状を作成したからと言って、何も死が間近に迫っている訳ではありません。書き直しをすることも出来ますし、ライフスタイルに合わせて変更すれば良いのではないでしょうか。法律で定められている遺産分割の割合がありますし、それに逸脱したことは認められません。
裁判を有利に進める材料にもなりますし、遺言状はイコール印籠と同じ役目ではないでしょうか。日本人の平均寿命は世界一ですが、いつ何時命が尽きるか分かりません。毎日を前向きに生きて、その中で最善を尽くしておくことが重要です。先祖の意向も踏まえて、円満になる方法を選んで下さい。