日本一わかりやすい仏像の歴史♪♪

2017年01月18日

仏教の歴史と仏像の彫刻の変化の過程

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人生を生きていく上で人々は様々な物質に満たされた満足感を求めていきますが、一方で精神的な満足感も同じように求めていきます。これは、人間に心と体があるからですが、心の満足感の面での必要なものが古代では宗教であり信仰でした。この世の喜びを死んだ後まで続けたいとか、生まれかわってもう一度人生を楽しみたいとかという理由もありましたし、苦しいこの世の世界から救われたいという意味もありました。それが色々な宗教となりましたが、インドではバラモン教が生まれました。その中から紀元前6世紀ごろに釈迦が生まれて仏教を創始しました。

悟りを開いたもの、真に目覚めたものということで仏という理想像が生まれましたが、仏教の元になったバラモン教は祭祀を中心とした宗教なので、形のある物を礼拝するという考え方はなかったようです。それで仏教でも初期の頃は仏像は作られず、代わりに菩提樹や法輪、仏足石などが信仰の対象になっていました。それが変化したのが、有名なガンダーラ美術です。インドのガンダーラ地方で紀元1世紀から2世紀ごろから盛んに仏像が作られ始めたようです。非常に優美な美しい姿ですが、クシャーナ朝の時代で、このクシャーナ族はイランの騎馬民族だったようなので、ギリシャ文化の影響も受けながら作品も表現されたようです。

それで彫りが深い表情などのギリシャ彫刻の要素も受け継ぎながら、非常に美しい作品が生まれていき、その姿の美しさから、ますます仏教も広まったということです。最初はレリーフなどで釈迦の物語などを表現した彫刻でしたが、その後だんだん人物として作品が作られるようになっていきます。そして、歴史的にはインドから中国、日本へと伝わってきましたが、日本では奈良時代の記録に百済から伝わったという記録が残っています。紀元550年頃です。その後、日本で盛んに作品が作られるようになり今に至ります。

(参考情報)
くるみの葬儀体験談
www.kuruminosogitaikendan.net
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