仏像は、寺院や博物館に収蔵されています。仏教は、朝鮮半島や中国大陸から伝来しましたが、当初は朝鮮半島や中国で製作されたものが輸入されました。このため、日本国内で独自に製作された仏様のお顔は、朝鮮半島や中国大陸の影響を残しており、まん丸で、お顔がはった像が主流になっています。もともと仏教が発祥したインドなどの西アジアにおいて発掘された石像のお顔を見ると、非常に彫りが深いことが見て取れます。すなわち、それぞれの民族の特徴が色濃く反映されています。
続きを読む