歴史を感じると、どこか古の魅力に捕らわれます。古い時代に作られた物が、時代を越えて現在も存在をしているという不思議と神秘の世界があります。その1つに仏像があります。今は、女性の間でも仏像が好まれてブームとなっています。そのお姿は、個別によって違いがありますが、もともとはお釈迦尼のお姿を示しています。お釈迦様と言えば、誰でも知っている方です。シルクロードをたどって我が国へも仏教が伝わってきました。仏教の開祖でもあるお釈迦様をモデルにして、さまざまな仏様が作られました。
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最近は海外の観光客も増えて観光という意味で神社仏閣が日本人のみならず海外の人たちにも人気が出てきました。クールジャパンということですが、海外の人たちが神秘的ということで深い興味を持つようになった神社仏閣などは、逆輸入ということで日本人も見直すようになってきて、パワースポット巡りなども盛んにおこなわれています。それでますます仏像なども御利益があるということや文化的な興味もあり人気になっています。最近でも飛鳥時代の仏像が小さなお寺で見つかり驚かれてニュースにもなりました。
お寺にある仏像は信仰の対象としてなくてはならないご利益のある存在ですが、教祖である釈迦が生きていたころはありませんでした。もともと仏教はバラモン教という宗教を母体として釈迦が新興宗教として起こしました。ですのでバラモン教の影響も大きかったのですが、その中に神像を作らないという習慣がありましたので、初期の仏教でもそうであったようです。また、仏教の教理自体が執着を離れるということや自然を重視したりしたので必要がなかったとも言えます。